サプリメントを飲むだけで、どんどん痩せていく…
これを飲めば食べても太らない身体になる…
そういう夢のような情報に触れると、現実にはあり得ないと知っていながら、ついつい身を乗り出してしまいます。
魅惑的な怪しいサイト
魅惑的な怪しいサイトって、いっぱいありますよね。
「サプリメントを飲むだけで、どんどん痩せていく」と検索したら、トップでヒットしたのは、ファティーバーナ
することは
食後に飲むだけ!!ファティーバーナーは
○食べる量を制限しない
○運動必要ありません
○カロリー計算が不要
○リバウンドがない
説明を見るとケトン体質を作ることで痩せ体質にする仕組みらしいのですが、成分は、「葛の花抽出物、ガルシニアカンボジア抽出物、黒コショウ抽出物、ヒハツエキス末、チオクト酸、L-カルニチンフマル酸塩、難消化性デキストリン / セルロース、ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素」科学的裏付けなど一切なしだし、こんな効果なさげのまやかしサプリを、ハリウッド女優が飲むはずがありません。
怪しすぎて心配になった方、いると思います。
もし自分の娘が手を出したら・・・とかね。
痩せるが危険な海外サプリ
実際、小中学生でも、海外製の激やせサプリを購入したがるおませさんはいるようです。
リポドリンの「エフェドリン」や、サノレックスの「マジンドール」は、身体に毒をもって痩せさせるようなものなので、いたずらに手を出さないように注意が必要です。
日本のダイエットサプリは、危険というより成分は安全だけど効果が薄い。気休め的なものばかり。
お金の無駄という意味で危険なんですけどね。
そんな怪しいダイエットサプリは、一時輝いては消えていく流れ星のようなもの。
「飲むだけでどんどん痩せていく」でヒットするようなサプリメントはいくつもありますが、文字通り飲むだけで痩せるなんて信じる方がどうかしてると思います。
- スラッと美スリム(販売者不明)
- 「カロリー気にならないサプリ」(株式会社ファインF)
- スリマーロジック(日本製)
- スリムオーガニック(アサヒ食品)
飲むだけで痩せるサプリに心惹かれる理由
女性が飲むだけで痩せるサプリに心惹かれるのはなぜでしょう。
なぜなら、ほとんどの女性は、常に痩せるために努力をしていて、その経験から食事制限をしても苦しい運動をしても、なかなか痩せられないと知っているからです
食事制限しても痩せない
私も、実は今、16:8ダイエット(朝食抜き)をしていて、そろそろ4か月になります。
私の低身長だと、50㌔でBMI20なので、そこを目標にダイエットをはじめて、3か月で4キロほど落としました。
今は、その体重を維持しようとしているのですが、ちょっと食べすぎると体重は戻ろうとするんですよね。
食事制限で痩せるということは身体をいじめていることです。
ダイエット中は、全体的に食事の量が少ないので、エネルギーも栄養素も不足することになり、さらに腸内細菌の餌も不足して腸内環境も悪くなります。
幸いデイリーバイオベーシックスのおかげで、栄養素不足は回避できていますが、デイリーバイオベーシックスに含まれないたんぱく質や脂肪、鉄は足りなくなります。
だからその不足分を、減らした食事の中で意識して入れこまないといけません。
そういう感じで食事を用意していると、ちょっと味気ない感じがしてくるんですよね。栄養的にはかなり良い食事であるにもかかわらずです。(笑)
ダイエットのための運動は続かない
運動がもともと好きで、楽しんでいる人は、そもそも太ることは少ないのではないかと思います。
でも運動嫌いな人が、痩せようと思ってジムに通いだした場合、失敗することが多いみたい。
ジムに通っても痩せない理由
痩せる目的でジムに通った人のうち、7割は痩せないというデータがあります。
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イギリスの調査で、ジムに通ってる人にのうちた26%の人は逆に太った、46%の人は痩せなかった(現状維持)という結果が出ました。
その理由はこの4つ
- 運動は「カロリー消費が多い」と勘違い
- 運動の後の、ご褒美で食べ過ぎる
- 運動の後に、お酒を飲みたくなりがち
- 運動後は、食欲がアップし食べ過ぎる!
食事制限をしたくないのに運動することにしたのに、運動で300~400㌔㌍分消費したばっかりに、食欲が出てかえって太ってしまうというわけ。
まあ、ジムに通って痩せられた3割の人は、食事の量を調整しつつ、運動を続けられた人ということ。
むくむく湧き上がる食欲にも屈せず、ウェイトダウンに成功する人って、尊敬しちゃうな。
ダイエットとは、食欲との闘いであり、これを理性で勝利できる人もいれば、他人の助けでできる人もいる。
つまり、ダイエットジムやダイエットサロンですね。
でも、トカゲの脳は、もっともっと楽をしようとするんです。
「飲めば飲むほど痩せていく」
怪しいサプリに心惹かれてしまう
海外の激やせサプリ
話を戻しますが、海外には、食欲を抑えて脂肪を燃焼させるような強力なサプリメントが存在します。
太っていることが原因で、健康上の問題を抱えているような肥満な人は、副作用があっても試す価値があるのかもしれません。
「でも怖い!」という方もおられるでしょう。
リポドリンに含まれるエフェドラは、配合の量が多すぎて人が亡くなった例さえあるのです。
ライフプラスにも強力なウェイトダウン用サプリメントがあります。
でも、危険な成分で身体を弱めるようなものではありません。
食欲を抑え脂肪を燃焼させるライフプラスの特許製品スレンダーリーンのマジック – ライフプラスお薦めサプリ
食欲との闘いに疲れたら
またもや話を元に戻しますが、痩せるために努力しても、自分のすさまじい食欲との闘いに負けて、食べてしまって、ダイエットで挫折する人は多いはず。
まあ、それが健康な人である証拠。
生体は、突然の変化を異常と判断し、直ちに脳が元に戻せと命令するからです。
それをホメオスタシス機能とかいうらしいよ。
非常時で食事がほとんど摂れない生活が続いた場合でも、ある程度の体重減少が起きた時点で「ホメオスタシス機能」が働くことにより、食事からのエネルギー吸収率が高まり、また基礎代謝量や運動時の消費エネルギーも低く抑えられ、それ以上の体重減少を防ぎ生命を守る (引用元:減量作戦・効果的な運動とリバウンドを知る|吉田医院(横浜市港南台)
これこそが、私のダイエットが50㌔の壁を破れない原因なのだけど、このホメオスタシス機能が働いているからこそ、健康な状態を維持してくれているわけで、神様に感謝すべきなのです。
「ホメオスタシス機能」が働いて、食事制限しても体重が落ちなくなった状態を「停滞期といいます。
停滞期の対策
この停滞期には、さらに食事を減らして一気に行こうかなんて、思ってしまいますが、それは間違い。
体重を減らすことではなく維持することを目標に取り組みを続け、再度「減少期」が訪れるのを待つのがいいそうです。「ホメオスタシス機能」は、一定期間同じ状態が続くことで働きを終えたと認識し一度解除されるからです。
正しい理解は、食欲との戦いに勝利するための武器になります。
ダイエットに不可欠な正しい知識
ダイエットを成功させるには、関係する様々な分野で正しい知識をもって取り組むことが大切です。