カネボウの美白化粧品を使ったところ、肌がまだらに白くなるなどの症状を訴える人が相次いで現れていることを受け、親会社の花王が、対象商品を自主回収することを4日に明らかにしました。
問題の美白化粧品はトワニーなど高級化粧品が中心で売上高は年間約50億円。
回収の対象となるのは、カネボウ化粧品が製造販売する美白製品の乳液や化粧水など計8種類54の製品。「ブランシール」や「スイサイ」、「トワニー」などのブランドの製品が含まれるそうです。
なんと、小売店から店頭在庫などを回収する費用が、28億円になるそうです。大きな損失ですよね。
また、まだらに白くなったお客さんの治療費や通院に関する交通費なども負担する方針で、さらに56億円を計上するそうです。
そうまでするのは、19日までで重い症状を訴えた人が2250人にのぼったため。回収しなければ、更に大きな拡大が見込まれるため、自主回収に関連する費用を計上することを決めたとか。
カネボウが花王の子会社だったなんて、知らなかった人も多いでしょうね。花王は2006年に4100億円でカネボウを買収していました。
問題のロドデノールは、簡単に言うとメラニン生成を抑える機能をもつ成分。
カネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分で、白樺やメグスリノキなどに含まれる天然物質がもとになっているそうです。
これは、メラニンが生成される複数の過程に作用して、高いメラニン生成抑制効果を発揮する成分であるといわれています。
メラニンの最も重要な役割は、紫外線防御であり、日光障害や悪性腫瘍の発生を防いでくれるのですが、結果としてできるシミを作りたくなくて、生成を抑えたい人が多いのです。
回収の対象となる製品をもっている人は、下記の相談窓口に連絡する必要があります
<商品の送付先>
〒254-0013 神奈川県平塚市田村9-8-7
株式会社カネボウ化粧品 お客様受付係
<お問合せ先>
株式会社カネボウ化粧品 お客様窓口
電話:フリーダイヤル 0120-137-411
受付時間:
・8月1日以降(土日祝日は除く)午前9時~午後5時
美白の化粧品を扱っているネットワークビジネスの中で、同様の成分を使っているところって、ないんだろうか。
アミンというネットワークビジネスで、白樺の成分を利用した製品がありますが、美白目的ではないようです。
アミンのゲルクリームは、白樺樹液(アミノ酸、豊富なミネラル)を配合していて、この成分が肌なじみを良くし、潤いを与えると説明されていました。
ロドデノールは、カネボウが独自に開発した成分なのですね。
そのた、美白で評判のネットワークビジネスを上げておきます。
シャーラケイ
発見者がノーベル賞を受賞した「フラーレン」や「EGF」を贅沢に配合し抗酸化作用やシミなどの発生原因となるメラニンの産出抑制効果、シワ改善効果などこれまでの化粧品にない力を持った「アンチエイジング美容液・エレーネ」
中央ファーマシィ
マジョステシリーズは、初乳の成分に注目した高機能化粧品。
美白・紫外線防御・アロマ・コラーゲン産生・メラニン防御・回復再生など、お肌を健康に保つさまざまな効果があるようです。
フューチャーラボ
薬用ホワイト スリーセラム EXは、徹底的にメラニンを作らせないことに着目した美白複合成分「ディープアルブチン」を配合。
シミ・ソバカス、ほてり・肌あれを同時にケアをし、シミのもとの原因を最初から断つような根源美白を目指す製品。さらに、有効成分を効果的に届けるために「レシチンカプセル処方」を採用。
POLA(は、ネットワークビジネスではない)
肌の黒ずみには美白成分「ルシノール(R)」「ビタミンC誘導体」と、保湿成分「マジョラムエキス」「ショウキョウエキス」の新複合成分「ルシノール(R)CX」。黄ばみ対策として、保湿成分「YACエキス」も配合した商品「ホワイトショット」があります。
クイックメラニンロック効果のオリジナル複合成分「ルシノールQL」に加え、新複合保湿成分「クリアノール」を配合。