白いんげん抽出物がカロリーカット!超楽ちんダイエット

白インゲン豆から抽出されるファセオラミンは、炭水化物の分解吸収を遅らせるといわれています。

消化酵素を阻害するタイプのダイエット系サプリメントです。

このお豆は、誰でも知っていますよね。「大福豆」とか「白花豆」とも呼ばれており、煮豆や甘納豆に加工されるお豆です。

主成分は、炭水化物とタンパク質で、カルシウムと鉄、カリウムも豊富で、種皮には食物繊維が多く含まれている栄養価の高い食品です。

さて、このお豆から抽出されるファセオラミンの効果が知られるようになったのは、ベネズエラの牛の牧場経営者が、その年豊作だった白いんげんを牛の餌として与えたところ、牛が痩せたというもの。

太らせようとしたのに、痩せてしまったのですから、商売としては大失敗に終わったものの、この発見は、人間にとっては大成功だったのですよね。

面白いと思いません?

この話は、1970年代の初めの事です。

これがきっかけとなって、研究が進み、1980年代に「澱粉遮断剤」栄養補助食品と呼ばれて売られるようになったそうです。

しかし、はじめは抽出の技術的な問題で、効果がうすかったみたい。でも、最近は、より高い効果を期待できるようになったそうです。

1000mgの浄化されたインゲンマメ・タンパク質(1グラム)は、研究所条件の下で、2250カロリー(それらは1ポンド以上の糊を表わす)の消化を阻むために十分なアルファ・アミラーゼを禁じると報じられています。

つまり、太らないように作用するということです。

この効果は、なんでも4枚の白パンに含まれていたカロリーの66%がカットされるというもの。

イタリアで行なわれた実験では、偽薬をとる30人の参加者が、体脂肪率の変化なしで、30日間平均0.4ポンドやせました。

一方、インゲンマメ抽出物質をとった30人の参加者は、体脂肪の10%の減少および除脂肪組織量は変わらず、平均6.4ポンドやせました。

ちなみに、参加者はみな栄養士によって同様の食事を食べるために助言され、身体活動の通常のレベルを維持しました。

日本人は炭水化物を取りすぎる傾向にありますから、こんな効果のあるサプリメントは、歓迎されるのではないでしょうか。

ドイツのコミッションEモノグラフで排尿困難の治療補助として利用することが承認されており、他の報告では肥満体の60名を対象に(20~45歳、試験郡30名)を対象に二重盲検無作為化比較試験においては、インゲン豆抽出物445mg/dayを30日間、炭水化物豊富な食事(2000-2200kcal)前に摂取させたところ、体重、BMI、体脂肪量、脂肪組織厚、ウェストサイズの減少を促進したという報告があるそうです。

ただし、この効果については、プラシボ程度で、気休めになるくらいのものだろうと疑う人がいます。

とは言っても、この楽ちんダイエットを試してみたい人は多いはず。ただし、白いんげんは生、あるいは加熱不足で食べるとレクチンが残り危険です。

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