一口に乳酸菌といっても、色々な種類があることがわかっています。
また情報もいろいろ…
- 乳酸菌は酸に弱いから、胃酸や胆汁に触れると死滅するから意味がない
- 生きて腸に届くものがいい
- 腸に届いても、通過してしまっては意味がない
- 腸で増殖して善玉菌を増やすものがいい
つまり、今まで一生懸命に食べてきた乳酸菌はすべて、無駄だったということ?
冗談じゃなーい!!
そう思って調べていたら、「生きた菌が腸まで届くから健康になれるわけではないんですよ」という情報を発見しました。
生きた菌が腸まで届くから健康になれるわけではない
今日は、その情報の発信者である腸内細菌の権威、光岡知足(みつおか・ともたり)さんの話から、真実に迫りたいと思います。
直接読みたい方のために、参考サイトはこちら! 「生きた菌が腸まで届くから健康になれるわけではないんですよ」
ヨーグルトが体にいいとはわかっていても、何を選んだらいいか、どれくらい食べるといいのか、どんな効果があるのか、よくわからないまま乳酸菌を食べ続けている人が多いと思います。
乳酸菌飲料やサプリメントは、たくさんの会社で販売しており、HPを見ても、自社製品こそ一番の乳酸菌だと宣伝していますよね。
正直、何を信じていいのかわからない・・・
そういっている本人も、ちょっと混乱気味になってきているくらいです。
まずは、情報を整理してみたほうが早いように思えてきました。
乳酸菌を摂る女性の心理とは
きれいになりたいからですよね。
- 便秘を解消し、美肌になり、体重を減らしたい
- 便臭や体臭をなくし、周りに嫌われたくない
- そして、認知症なんかに無縁で、家族のためにできるだけ長生きがしたい
- 免疫を強くして、癌や血管の病気になりたくない
- 美しく健康な体を手に入れたい
- 年齢不詳の美魔女になりたい
少々欲張りすぎる気がするけど、要するに女性が乳酸菌を摂るのは、そういう下心があるからです(よね)。
結論から言うと、ヨーグルトをせっせと食べれば、その期待通りに乳酸菌は働いてくれます。
乳酸菌飲料やサプリメントを作っている会社の情報は、いわゆる売るための情報だし、自社製品が一番いいと主張するばかりなので、あまり信用ができないと思うの。
そんな情報の渦に翻弄されるのは、まっぴらです。
だから、テレビショッピングの口上など、とてもじゃないが聞いていられない…と思うときもあります。
ヨーグルトの不老長寿説から100年の歩み
ヨーグルトが健康を作る食品として有名なのは、100年ほど前からです。
イリヤ・メチニコフが唱えたヨーグルトの不老長寿説は、ヨーグルトをよく食べるブルガリアの人たちが長寿であることから始まったものです。
その後、さらに研究が進み、続々と新しい乳酸菌が発見されるようになりました。
発見された乳酸菌は製品化され、それぞれの特性から、特別優秀なヨーグルトとして、たくさんのヨーグルトが競争しあうようになりました。
それらを販売している会社は、うちのが一番と宣伝しまくります。要するに自社で作った乳酸菌は特別なものだと理屈をつけてか高い値段をつけているんです。
例えば、菌は生きていなければならん、胃酸で死んだら意味がない、動物由来の乳酸菌はよくない、人由来の乳酸菌を腸に届けないといけない…というように。
私たち女性が、振り回されることになったのです。
真実はどこにあるのでしょう。
腸内細菌の権威である光岡知足先生の話
この論争に対して、腸内細菌の権威である光岡知足(みつおか・ともたり)さんの話はとてもシンプルで納得できるものでした。
ヨーグルトを摂ること自体は「体にいい」
生きた菌が腸に届かなければ意味がないという考えは、光岡先生によると、
実際に殺菌酸乳の健康効果を綿密に調べると、十分な効果が見られることが確認できるからです。要するに「生きた菌・死んだ菌に関わりなく、菌体成分や菌がつくり出したものが腸に作用する」ということです。
つまり、乳酸菌が生きて腸に届く必要はないんだよ~~
もう一度言うよ。
生きた菌・死んだ菌に関わりなく腸に作用する
これは、私たちのがこれまでに払った努力は無駄ではなかったということ。
生きた菌、死んだ菌にかかわらず、ヨーグルトを摂ると、自分が持っているビフィズス菌が増えるのです。
このメカニズムは、ヨーグルトの乳酸菌を摂ると、腸管の免疫を刺激し活性化させ、それによって、善玉菌が増える可能性があるというもの。
乳酸菌を摂ったからといって、その菌が腸に住みつき、善玉菌が増えると思っている人が多いと思いますが、そんなことは普通は起きないそうです。
ヤクルトやカルピス?
あれらも、糖分が多すぎることに不安はあるけど、腸の調子を良くするのに有効だということです。
乳酸菌を食べると、何が起きるのか(メカニズム)
ヨーグルトをせっせと食べて腸を健康な状態に保つことによって、善玉菌を全体の20%に維持し、悪玉菌を10%に抑えると、残りの70%が日和見菌という理想的なバランスが完成するわけです。
そうすれば、腸の働きがよくなって、女性が望む美魔女の条件がすべて実現するわけです。
わお!!
自分のお腹の中が、理想的な 2:1:7になっているかどうか、調べる方法はあるのでしょうか。
それは、便の状態をみればわかるんですって。
善玉菌が優勢になっていると、毎日、排便があり、便臭は臭くなくなるそうです。むしろ、すっぱい匂い。
もし今、あなたのうんこが、においが強かったり、硬かったりしたら、何か問題があると判断できます。
(いずれ介護をしてもらうようになったとき、臭いうんこで介護人を苦しめなくて済むなあ~なんて、心の奥で思ったりして…)
毎朝、時間をかけなくても、ツルっといいうんちがいっぱいでたら、それだけで幸せですよね。
どんなヨーグルトを選んだらいいの
乳酸菌の種類はいろいろあって、覚えることもできないですね。
スーパーに売っている大箱のプレーンタイプでよく、量は、200~300gも食べたほうがいいので、出来ればカロリーのことを考えれば無脂肪のもものほうがいいでそうです。
プレーンのまま甘くしなくても食べれる人は、それでいいし、甘くしたい人は、砂糖より、オリゴ糖で味付け
なぜオリゴ糖なのかというと…
オリゴ糖は、腸から吸収されないため、血糖値をあげることなく体重増加の心配もないそうです。
しかも、腸に長くとどまることで、ビフィズス菌の餌になるという美魔女の強い味方です。
無脂肪のプレーンタイプのヨーグルトを、毎日半分ずつ、オリゴ糖を入れて食べるなら、一日分100円くらいしか駆らないよね。
それでうんこが毎日スムーズに出て、臭くも固くもないなら、あなたの腸内細菌は十理想的だということです。
わかりやすいでしょう。
ヨーグルトを食べても便秘の人
せっせとヨーグルトを食べても便秘が治らない人は、腸内細菌のバランス以外の要素も考える必要があります。
食生活や、水分摂取や食物繊維の問題、排便習慣など、疑ってみたほうがいいし、腸に異常があって出にくいということもあります。
緩下剤を常用した結果、腸が動かなくなっている人もいるし、肛門が少し開いていて便の出口付近が渇いて固くなっているとか、考えられることはいろいろあります。
また、テレビで見たんですが、うんこが固く棒状になると、いきんだときに肛門ではなく、やわらかい膣のほうにうんこが進んでしまうと、いきんでも出ないということもあるみたい。
出すときの姿勢を変えたり、肛門の前のほうに指を当てて、うんこを肛門のほうに押してやるとうまく出るというケースもあります。
便秘って、つらいよね。
でも、緩下剤で出せばいいと開き直るとか、良くないですよ。
美と健康のためにも、すてきなうんこを出せるように努力しましょう。