言われてみれば当たり前のことなんですが、
発表は2016年12月14日、小児科分野の学術誌「The Journal of Pediatrics」オンライン版に掲載された内容。
もしあなたのお子さんが、スマホなどを長時間使っていて、体重を気にしているようなら、簡単なアドバイスで痩せさせることができるようです。
米ハーバード大学公衆衛生大学院のエリカ・ケニー博士とスティーブン・ゴートメーカー博士が、こんな発表をしています。
2013~2015年に全米の高校生を対象に実施された行動調査「Youth Risk Behavior Surveys」から、24万人のデータを抽出。スマホ、タブレット端末、パソコン、テレビに接していた時間、平均睡眠時間、1週間で消費した加糖飲料摂取量、1週間の身体活動量、体重などを分析している。
その結果、テレビ以外の機器に1日5時間以上接していた若者は、5時間以下の若者に比べ加糖飲料摂取量が2.72倍、肥満者の割合が1.72倍となっていた。
また、睡眠時間の減少や身体活動量の低下にも大きく影響していたという。
つまり、スマートフォンやタブレット端末、パソコン機器に触れている時間が長い10代の若者は、肥満につながる行動をとりがちな傾向にあるということ。
以前は、若者が長時間テレビを見すぎて肥満になりやすいといわれていましたが、スマホやパソコンを使う時間が長い若者も、同じように肥満になりやすいということが証明されたことになります。
まあ、当たりまえだよね。予想通りの結果が出たということです。
ここまでは、スマホなどやりすぎると太っちゃうよ!という警告にすぎないのですが、
でも、問題は高校生じゃなくて、私たちのようなアフィリエイトなどのネットビジネスをやっている人たちですよね。
肥満気味で悩む専業のアフィリエイターは、なんやかやと一日中、スマホかパソコンを扱っているから、気を付けないとやばいかもしれない。
デスクワークをやっている人って、甘いものが好きな人が多い気がします。
それは、脳みそが、糖を必要とするからだよね。
ついつい手を出してしまう加糖飲料、注意したほうがいいです。
英・ケンブリッジ大学の今村文昭氏らが、この件について、大規模な調査をした報告があります。
※『BMJ』誌(オンライン版2015年7月21日号)に掲載
砂糖入りの飲み物を習慣的に飲むと、肥満の有無にかかわらず2型糖尿病(インスリン分泌不全などによって発症する糖尿病。以下、糖尿病)のリスクが上昇することが明らかになった。
さらにそれらを人工甘味料入り飲料や果物ジュースに置き換えても、糖尿病の予防にはつながらない可能性があるという。
糖尿病になったら大変、見た目がどうのこうのの騒ぎではありません。
どんな検査法を行ったかというと、最初に健康な人の生活習慣(喫煙・飲酒・食生活など)を調査し、この集団を追跡調査して、後から発生する疾病を確認するという方法でした。
こういう方法をコホート研究といって、大勢の人を長期にわたって追跡調査するものです。
- 4つの医学文献データベースを用いて、2014年2月までに発表された糖尿病ではない成人を対象としたコホート試験を検索
- 米国で行われた全国調査(2009~2010年)から、非糖尿病の1億8910万例(20歳以上)の代表サンプルとして4729例のデータ
- 英国の全国調査(2008~2012年)から、4470万例を代表する1932例を用いて同じように検討を行った。
これだけのデータを集めて研究した結果、こんな結果が出ました。
つまり、
人工甘味料入りの飲料が一番危ないってことじゃん!
調査の結果は、2010年から向こう10年間で、砂糖入り飲料を飲み続けることによる糖尿病の発症率は、米国が11%(2090万件)、英国は5.8%(260万件)と推定。
両国とも、同飲料の摂取による糖尿病の発症率は、高齢者よりも若年者、女性よりも男性で高くなった。
ちょっと言い回しがわかりにくいんですけど、要するに、甘い飲み物はやめなさい!ということなんですね。
それから、カロリーゼロ飲料に変えても、糖尿病のリスクはかえって高くなるってことも、この調査で判明したということです。
糖尿病のリスクって聞いても、ピンとこない感じがするんですけど、日本人の6人に1人が糖尿病になるみたいです。
とても、身近な病気なんですね。