酵素を阻害して、体重増加を抑えるダイエットとは危険では?

酵素阻害剤等の医薬品やサプリメントは、食べたいけど痩せたい人には、夢のダイエット。

例えばネットワークビジネスのルダックス(Ludaxx)のF21は、血液中の糖分の吸収を抑制し、体重増加を抑えるよう処方されています。

このダイエットサプリF21の減量プロセスは、スクラーゼと呼ばれる酵素を阻害することで、最大20グラムの糖分をはばみます。

日本上陸が待たれるルダックス(Ludaxx)ですが、その時期は、いつなのでしょうか。

DHCのファビノールも、炭水化物の吸収を抑えるサプリメントですが、この製品の成分は、白インゲンから抽出されたものです。

DHCのホームページを見たら、危険はないと書いてありました。でも口コミを見ると賛否両論、合う人もいれば合わない人もいるということでしょうね。

若い女性は、基本的に、おかずを多くして炭水化物をあまり多く食べないので、ラーメンとかお寿司とか、炭水化物をいっぱい食べたいときにだけ、使うという方も多いようですね。

実は私も。

これら消化酵素の働きを阻害する手の乱暴なダイエットは、理論的には可能ですが、病気の治療のために開発された医薬品などを、健康な人が痩せるために用いるとしたら大変なことになります。

体の正常な働きを抑え込むものですから、健康を損なうことになりますよね。

たとえ、安全だと売られている製品であっても、違和感を感じる方はいるようです。

スクラロースも賛否両論。ノンカロリーといっても、甘いものが癖になると、常に甘いものをより多く摂りたくなりますから、結果として糖分の摂り過ぎになります。

人工甘味料の危険も無視できませんし、砂糖の依存症?になってしまうとダイエットは厳しい戦いになります。

乱暴に、消化酵素を阻害して、ダイエットをするという考え方は、私は間違っていると思います。

ご飯の吸収を半分にして、痩せるより、ご飯を半分に減らしましょうよ!!

とはいえ、タバコと同じで、売っていれば買いたい人を止めることはできません。

オーリスタットという成分は、脂肪を消化する酵素、リパーゼが不活性となることにより、食べ物に含まれる脂肪は脂肪酸やモノグリセリドに分解されないため、腸で吸収されにくくなり余分な脂分30%を吸収せず体外へ排泄します。

これは、個人輸入する方もいるようですね。

ネットワークビジネスのサンライダーで売られているサントリムプラスも、脂肪の吸収を阻害しますが、こちらにはコーヒークロロゲン酸が入っています。

タンパク質やペプトンを分解する「トリプシン」という 蛋白分解酵素阻害薬として、カモスタット メシル酸塩という医薬品がありますが、これは、膵液によって膵臓が損なわれる病気の治療として使われるもので、ダイエット目的で飲まれることはあり得ません。

 

ところで、消化酵素って、どれくらいの種類があるか、意外と知らない人が多いと思うんです。

 

炭水化物分解酵素

  唾液

      アミラーゼ(プチアリン) – 多糖であるデンプン

  膵液

      アミラーゼ(アミロプシン) – 多糖であるデンプン

  腸液

    サッカラーゼ –二糖であるスクロースマルターゼ

    ラクターゼ –二糖であるラクトース(乳糖)

タンパク質分解酵素

胃液

ペプシン – タンパク質

レンネット

膵液

トリプシン – タンパク質やペプトン

キモトリプシン – タンパク質やペプトン

エラスターゼ – タンパク質やペプトン

カルボキシペプチダーゼA – タンパク質

カルボキシペプチダーゼB – タンパク

    腸液

    アミノペプチダーゼN – タンパク質のアミノ末端のペプチド結合を切断してアミノ酸を遊離させる

    脂肪分解酵素

    胃液、膵液、(腸液、唾液)

    リパーゼ – 脂肪(トリグリセリド)を最終的にモノグリセリドと脂肪酸に分解する。

    実は、WIKIで調べました(笑)