イソフラボンに効果なし!未発酵大豆に警戒令

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大豆タンパク質およびイソフラボンは、エストロゲンと同じ働きをするので、閉経後の女性が摂ると更年期障害の緩和するなどと言われていますよね。

私は肉を食べないので、大豆を大変重宝に思っています。

それに、美容効果も高いと聞いて、せっせと豆乳を飲んでいた時期もありましたし、水煮の大豆をヘルシーなつまみとして、お酒と一緒に食べてます。

この食生活は、健康や美容に、本当にいいのでしょうか…

大豆イソフラボンとは

ちなみに、ここでいう大豆イソフラボンとは、主に大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。

この大豆イソフラボンが、とても健康にいいというイメージがあるんですが、それを確認したいと思います。

根拠としてあげられるのは、こんな実験結果ですよね。

更年期の日本人女性58名に、大豆イソフラボンを1日40 mg、4週間摂取させたところ、更年期障害の症状であるほてりが緩和され、高血圧患者での収縮期および拡張期血圧が有意に低下しました。

こういう情報をたびたび聴く私たちは、大豆イソフラボンは、更年期障害だけでなく、高血圧患者にも効果があるんだなって、思っています。

でも、これが嘘だったら、どうする?

さて、実際にこのような効果が、大豆イソフラボンにに確かにあるのか、以下が実証してみたデータです。

※栄養委員会の専門家のための米国心臓協会科学諮問委員会が、イソフラボンについて発表された最近の研究を評価したもの

  • イソフラボンを含む単離大豆タンパク質は、乳または他のタンパク質と比較して、LDLコレステロール濃度を低下させた
  • HDLコレステロール、トリグリセリド、リポタンパク質(a)、または血圧に対する有意な効果は明ら​​かでなかった
  • LDLコレステロールおよび他の脂質リスク因子に対する平均的な効果は無かった
  • 大豆蛋白質およびイソフラボンは、閉経の血管運動症状を軽減することが示されておらず、結果は大豆の閉経後の骨損失を遅らせる能力に関して混合される。
  • 乳癌、子宮内膜癌および前立腺癌を予防または治療するための大豆イソフラボン有効性および安全性は確立されていない
  • 臨床試験からの証拠は、起こり得る有害な影響に関しては貧弱で注意深いものである。

このため、食品や丸剤にイソフラボン補給剤を使用することはお勧めしないとあります。

えー!!イソフラボン、効果なし?

このように、大豆イソフラボンの有益性を示す研究の結果からは、大豆タンパク質が他のタンパク質と比較して臨床的に重要な好ましい効果は確認されていないとのこと。

残念な内容でした。

でもね、この研究は、大豆イソフラボンに関するもので、大豆自体の調査ではありません。

大豆そのものを食べるのは、身体にいいの?

イソフラボンには効果はあまりないけど、

多くの大豆製品は、多価不飽和脂肪、繊維、ビタミン、およびミネラルの含有量が高く、飽和脂肪の含有量が低いため、心臓血管および全体の健康に有益とあります。

大豆を使った食品を摂ることは、身体にいいということは間違いなさそうですね。

ただ、ちょっと気になっているのは、未発酵の大豆製品は、身体に毒、という情報も耳に入っています。

大豆は、どんな状態で食べると有益なのか

未発酵の大豆製品は、身体に毒といいますが、未発酵って生のこと?じゃないよね

未醗酵の大豆食品とは、豆乳、ゆば、豆腐、煮豆などのこと

大豆アレルギーの人たちだけでなく、健康な人にとっても、これら未発酵の大豆は、実は消化がわるくて胃腸に負担がかかるんだそうです。

その結果、おならがたくさん出たり、下腹部が張ったり、腸が詰まりやすくなるんだって…

それは、やばい!

豆を食べるとおならが出るのは知っていたけど、お腹にいいのかと間違って信じてました。( ;∀;)

まあ、消化が悪いだけでしたら、お腹と相談して食べましょうねってことなんですけど、未発酵大豆には、毒があるんだって…(;O;)

  • フィチン酸
  • 酵素阻害物質
  • ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)

 

フィチン酸

フィチン酸は、体内でカルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルや微量元素、脂質やタンパク質、ビタミンCやビタミンDの吸収を阻害するとか

特に亜鉛不足を引き起こすことが問題だとか。

酵素阻害物質

ペプシン、アミラーゼ、トリプシンといった酵素を阻害するとか、言われて来ました。そうなると、大豆の炭水化物とタンパク質が完全に消化出来なくなって、胃腸への負担が大きくなるんですね。

なんだか、すごく納得できる話ですね。だから消化が悪くなるんだ。

ゴイトロゲン

最後に、大豆に豊富に含まれるゴイトロゲンのこと。

ゴイトロゲンは甲状腺腫を形成することがあり、甲状腺ホルモンの生成を妨害することもあるようです。

私は、実は甲状腺機能低下症なのですが、この病気が、大豆の食べ過ぎで起きていたってこと?

甲状腺機能低下症は、地味ですが、深刻な病気なので、もし、甲状腺の働きがよくない方がいたら、未発酵大豆は、食べないほうがいいかもしれません。

わたし?

明日から、未発酵大豆の食品は、なるべく減らすことにしたほうがいいですね。

未発酵大豆とは

豆腐(焼き豆腐・凍み豆腐)、油揚げ、厚揚げ、枝豆、豆乳、 おから、湯葉、きなこ、大豆ヨーグルト、大豆油、大豆粉、大豆フォーミュラ(調合ミルク)、大豆プロティン、

みんな、大好物ばかり。。。とほほ…

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