一か月前のことで恐縮ですが、鈴木奈々さんが、夫とのデート中に、胸のしこりを発見して怖くなり、病院に行って乳がん検診を受けたことを報告していました。
乳がんのしこりって、どんな感じなんでしょうか。
痛みもあるの?
気になったので、ちょこっと調べてみました。
乳がんのセルフチェックの重要性
奈々さんが発見したしこりは、「胸が急に痛くなって胸を触ってみたらコリコリ動くしこりがあって」といっているように、
動く、こりこり、胸が痛い しこりだったみたい。
乳がんの60%以上は、自分で触ったりして発見されているみたいなので、ひごろからセルフチェックを習慣にしたいところ。
そうやって、繰り返し、セルフチェックをしていると、乳がんができたときに変化に気づけるんだって。
乳がんのできやすい部位は、左右の乳房とも、外側上部です。ここは、乳腺組織が多く集まっているため、がんが発生しやすいのだそうです。
しこり以外もチェックする
乳がんといえば、しこり、と思っている人が多いですが、チェックポイントは、ほかにもあるんです。
- ひきつれがある
- えくぼのようなへこみがある
- ただれている
- 出血や異常な分泌物がないか なども、鏡で確認します。
ただれや、腫れ、皮膚の変化も、見落とさないでね。
しこりやこぶはないかな
触って確認する時は、お風呂の中がいいかも
手に石鹸を付けておくといいらしいよ。
まずは、片腕をあげて、もう一方の手で、乳房の表面にくるくる円を描くようにして、しこりやこぶがないかをみます。
もう一方の胸も、同様にしこりやこぶを確認
次に、指先をそろえてわきの下へ、リンパ節の腫れがないかを見ます。もちろん、両方です。
寝るときに調べる場合は、仰向きの状態になりますね。
片方ずつ、腕を耳の横まで上げて、乳房を指の腹で軽く押して、しこりなどがないか調べます。
わきの下も、同じように指の腹で確認するといいみたい。
しこりが見つからなければ安心?
先ほど、60%以上は、自分で見つけられるといいましたよね。
調べてみると、乳がんにも種類があって、しこりがないケースもおおいんです。
乳がんの種類
「非浸潤がん」「浸潤がん」、それからごくわずかに「パジェット病」「炎症性乳がん」 「浸潤がん」は、しこりをつくるタイプが多いんだって。
非浸潤性乳がんは、しこりをつくらないタイプが多く、自分で見つけられることはなく、大半は乳がん検診で発見されます。
自分で見つけられないのは心配だよね。乳がん検診は、やはり行ったほうがいいんですね。
ちなみに、非浸潤性乳がんは、転移する可能性が低い、ごく早期の乳がんで、早く見つければ100%完治するといわれています。
非浸潤性乳がんを、発見できずにいると、浸潤がんになってしまうこともあるそうです。
乳がんも、(当たり前ですが)早期発見すれば命を落とすことはないんですね。
乳がん検診、嫌いだけど、行かないといけないんだってこと、理解できましたね。
珍しい乳がん
「パジェット病」は、 しこりがない場合が多く、乳頭が炎症したように赤くなり、皮膚がはがれて「びらん」を作ります。
皮膚の病気に見えますが、乳房パジェット病は乳がんの仲間です。
「炎症性乳がん」も、しこりがない場合が多く、乳房が広範囲に赤くはれます。ここまでは乳房パジェット病に似ていますね。
そして、皮膚がむくんで毛穴が目立ってきます。その様子は、オレンジの皮のようだったり(オレンジ皮様皮膚)豚の皮のようだったり(豚皮膚様)します。
この二つの乳がんは、全体の1%程度の、珍しいガンです。
でも、お風呂に入るときに鏡に映して観察する習慣も、大事ですね。
さあ、これで乳がんの予防は、ばっちりですね。