アンチエイジングに効く食べ物といえば、コラーゲンやヒアルロン酸がたっぷり含んだ食品を想像する人が多いかもしれません。
鶏のトサカとか鶏皮、手羽先・軟骨、豚足、豚耳、魚の目玉とか、いろいろ頭に浮かんできますよね。
でも、それらスペシャルな栄養素を摂る以前に、考えなければいけないのは、私たちの身体(皮膚、髪、骨、筋肉、脂肪)といった部分を作っている材料になる食べ物が大切です。
食べたいものを適当に食べていれば、十分だと思っていたら大きな間違いです。
この世には、ジャンクフードという言葉もあるくらい、身体によくない食品があふれているのです。
もし、栄養がすかすかの食べ物ばかりを食べていたら、しだいに骨がもろくなり、筋肉が弱くり、皮膚が衰え、髪が抜けてしまうかもしれません。
そうなったら、アンチエイジングなんて、どんどん遠のいて行ってしまいますよね。
ですから、アンチエイジングを考る食事は、タンパク質、脂質、適度な糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを、質の良いものを適度に、バランスよく摂ることがまず重要です。
キレイになる食事を考える前に、もっ健康になる食事、健康と快適を維持する食事をとるように心がけることが、アンチエイジングのための第一歩と言えるでしょう。
具体的にどうしたらいいか、自分が今食べている食事は、良い食事といえるだろうか、それを、一度じっくり見直しをする必要があるかもしれません。
ただし、問題なのは、良い食品は手に入りにくいという事です。
一般的に、良い食品を摂ろうと心がけるほど、値段が高い場合が多いですね。
例えば、白米をやめて玄米食にしようとすれば、農薬が気になります。安心して食べられる玄米を探していくと、標準的な白米の2倍の価格になります。
野菜も、無農薬で摂ったばかりの新鮮なものを買い求めれば、高いものになります。
調味料もしかり、しょうゆやだし調味料、食用油、塩、砂糖まで、気になりだしたらきりがありません。
そこで、体に必要な栄養素を十分に摂るために、また有害なものから身体を守るためのサプリメントが必要になってきます。
ただやみくもに、アンチエージングに効くといわれる食品やサプリメントを、ひたすら食べれていれば若くいられるわけではないのです。
アンチエイジングを正しく実践するには、食べ物ひとつとっても、正しい知識や、情報が必要だという事になります。