低糖質ダイエットと一口に言っても、緩いものからきついものまで、ピンからキリといっていいかもしれない。
糖質をぎりぎり迄断ち、脂を無制限に食べる金森式ダイエットは、低糖質の究極といっていいだろうか。
ケトンダイエットでは、100gあたりの糖質が10g以下のものを選んで食べていいというルール。
それに対して 金森式は、僅かな糖質も摂らない。
ということは、根菜類や穀類、豆類はもちろん、糖質がわずかしかない野菜やキノコ、海藻も摂らないということ。
そもそも、金森式は、野菜や食物繊維を取る必要はないという考え方だ。
人は、肉食動物?
ライオンと同じ肉食ということではなく、消化器官がどちらかというと肉食動物のもので、穀物を主食にする今の食事スタイルは、身体にあっていないんだという説を唱えています。
でも、野菜を食べない代わりにビタミンやミネラルも必要だし、便秘にならないためのプロバイオティクス、ファイバー、緩下剤、消化酵素などのサプリメントも勧めます。
牛脂や肉類を中心にした高脂質食は、お腹いっぱい食べてもファスティング(断食)のような状態になり、脂質をエネルギーに変えるケトーシス状態にするため、身体の脂肪が燃えて消えていくというメリットがあります。
しかし、おすすめのサプリメントを見ると、金森式ダイエットには栄養面で問題があり、リスクも高いということです。
そのリスクを回避するために、たくさんのサプリメントが必要なんですね。
金森式が薦めるサプリメント
断糖高脂質食を実践したにもかかわらず、一定の体重まで減少した後停滞してしまう人がいて、金森先生がその原因を検討された結果、質的栄養失調であることが分かったそうです。
質的栄養失調とは、
いままでカロリー制限ダイエットをしてしまっていた李、断食をしてしまったりしたことで体内で必要な補酵素、補因子が枯渇してしまって。脂肪を取り込んでエネルギーに換える、ヒトの細胞内のミトコンドリアが活性化できていないこと
要するに、ビタミンやミネラルの不足が原因で、身体に蓄積された脂肪が燃焼されないという状態です。
そこで、ビタミンB群、鉄、マグネシウム、ビタミンCなどのサプリメントを摂るように勧めています。
その結果、スルスルと体重が落ちていったそうです。(;”∀”)
でも、
どの栄養素がどれくらいたりていないかは、人によって異なる
そこで必要になるのは、自分の身体との対話
- BUNが20以下の人
高脂質食より先に高タンパク質にしてタンパク質を充実させる - オメガ6が過多の人
オメガ3の魚油を摂取するか食事をオメガ3中心にする - 慢性炎症を起こしている人は、乳化剤を含むチーズなど原因の食品を減らす
金森先生の愛用のサプリメント
ブログか何かで紹介されていました。?
左から、ナイアシン、オメガ3、ビタミンB群、マグネシウム、megaD-3&MK-7(天然ビタミンD3: コレカルシフェロール, ビタミンK2: MK-7 (MenaQ7) 型)
?これらサプリの目的
ナイアシンは、コレステロールが上がり気味になるので摂ったほうがいいそう。マルチビタミンの中にも含まれているけど、原料効果を求めるには足りないようですよ。
?
ナイアシンは、他のどんな高脂血症治療薬より、安全かつ有効な高脂血症治療薬である。(ナイアシンアミドにはその作用はない)。ナイアシン投与により血中コレステロール値は、高い人は下がり、低い人は上がり、180に収斂する。ナイアシンは、中性脂肪を下げ、LDL-コレステロールを下げ、HDL-コレステロールを上げる。
ナイアシン2g投与にて、中性脂肪とLDL-コレステロールは50%低下し、HDL-コレステロールは35%増加する。
2gというと、2000㎎・・・
500㎎を3回とっても過剰摂取ではないってことか…
ただし、
ナイアシンフラッシュが起きるので、少ない量から試す必要があります