共に仲良く糖質ダイエットをし、劇的に体重を落とし、糖尿病の数値を下げた夫が、驚くことに、一転して私の徹底したケトジェニックダイエットを邪魔するようになりました。
どうやら、ケトジェニックについて批判的な情報を読んでしまったらしい。
「バナナは食べても体に吸収されないんだって!」
「ある種のオリゴ糖は身体に吸収されないらしいぞ」というような誘惑や、
「糖質ダイエットは認知症になるらしい…」なんて脅迫めいたことを、耳にささやくようになってきたわけ…
ケトジェニックが危険についていろいろ聞くけど、それらの情報がほんとうなのかウソなのか、もしあってもリスクを回避する方法はあるのか、はっきりさせておきたいところですね。
必ず耳に入ってくる不穏な情報
ケトジェニックに対する否定的な意見は、ネット上にたくさんあります。
?要点
減量効果と治療効果については、十分にわかっていると思います。
減量効果
治療効果
- てんかんや糖尿病治療
- アルツハイマー病やパーキンソン病、心血管疾患、がん、ニキビの治療方法としての効果が期待(*2)。
- 酸化ストレスを介してがん細胞の増殖を抑制する可能性(*6)。
- アルツハイマー病、一時的に認知症が改善
危険!? 気になる副作用
リバウンドが起こりやすいというのは、誰でも経験していることですね。その他にあげられているデメリットは以下の通りです。
体のpH(酸塩基バランス)が崩れる:呼吸機能の低下、意識の低下、脱水症状
カルシウムバランスが崩れる:骨のミネラル減少、腎臓結石、尿路結石
栄養素・微量元素の低下:偏った食品摂取による栄養不足やセレニウム、銅、亜鉛などの微量ミネラル欠乏などが報告されています。
筋肉の減少:脂肪だけでなく、筋肉も分解されてしまいます。実際、ケトジェニック・ダイエットをしていると、体内のタンパク質(つまり筋肉)から400〜600 kcal/日のエネルギーを作り出していることがわかっています。
コレステロールの増加:長期的にLDLコレステロール値が増加し心疾患のリスクになる可能性があります。
肝障害・脂肪肝・脂肪肝炎:脂肪を燃焼しているにも関わらず、肝臓に脂肪がたまるという不思議な現象が起こります。これは飢餓状態にも見られ、カラダがなんとかエネルギーを蓄えようとするカラダの防御反応です(*7)
酸化ストレス増加:ケトジェニック・ダイエットでは体内の酸化ストレスが増加
【参考文献】
1.Nutrients 2017 9: 517
2.Curr Opin Neurol 2012: 25; 173-8
3.化学と生物2016: 54; 650-6
4.Cleveland Clinic: Health Essential
5.Int J Environ Res Public Health 201
6.Redox Biol. 2014; 2: 963?970
7.J Gastroenterol Hepatol 1997; 12: 398-403
ケトジェニックを行うときは、医師の管理の下で行うべきであるというのは、これらの危険を伴うケースもあるためです。
栄養素及び微量栄養素が不足しないようにすることは大事みたい。それに、薬品や遺伝子操作された食品や、添加物の多い加工品を中心にケトジェニックを行うことは気を付けたいですね。
これは、自分で努力できそうです。
ただし、内臓で起きていることは自分ではわからないので、たとえ自覚症状がなくても定期的な健康診断は必須ですね。
さっそく、予約しとこう!
まとめ
糖質制限は、身体を動かす仕事の人には、つらいものらしいです。
夫は、仕事のある時とない時があり、仕事がなくて家にいるときは、糖質制限をしても苦痛に感じなかったようですが、仕事が忙しいときにはエネルギー不足になるようです。
目標の60㌔になり、もう痩せる必要もないので、身体と相談しながら糖質を増やしていますが、上手にキープしているのは感心させられる。私なら、糖質を解禁したらすぐにもリバウンドしてしまいそうだからです。
正直、糖質制限は、緩めにして時間をかけて行うのが最も賢いと思う。
その夫が最近、私の頑なさを心配して、チクリチクリとチャチャを入れ始めたこと。
私が食べられないとわかっているお寿司とか、ラーメンを仕事帰りに買って帰るとか、勘弁してもらいたい。
家族のいる人がケトジェニックをする場合、こういうチャチャは多かれ少なかれあると思うのね。
そういう、他人の努力をぶち壊そうとする迫害には立ち向かう覚悟で取り組みましょう。